描いてた未来
先ほどウチのスタッフに子供が産まれました
彼は16歳の時に藤井寺本店のアルバイトとして入ってきました。まぁどうしようもないやんちゃボウズで喧嘩で顔じゅう傷だらけで仕事に来るわ、警察に厄介になるわの大バカ野郎でした
しかし、仕事に対しては前向きで素直で、何でもすぐ覚えてくれたし仕事は出来る奴でした
その頃、新しい店の構想を練ってた自分としては彼をスタッフとして迎え入れたい気持ちはありましたが、まだ現実になるかどうかわからない構想と彼の将来を守れる力が今の自分には無いという思いで彼を招き入れることはなく、彼は高校卒業と同時に東京の飲食業界へと足を踏み入れました。
そして彼は東京でいったい何があったのかすっかり連絡を絶ってしまいました
もっと自分に力があったら彼がこんなことになることはなかったんじゃないかとも考えました。
そして3年が過ぎ、3年間構想を練った黒天 KURO-TENをオープンすることが出来ました
それから黒天オープンから二ヶ月ほど経ったころ、営業時間中にもかかわらず裏口からひょっこり現れたのはまぎれもない彼でした。
僕は思わず彼の首を締めて『どんだけ心配したと思ってんねん!』と言いながら彼を抱きしめていました
彼は『一からやり直したい』とそう言いました。
やっと自分には仲間と共に創り上げてきた黒天 KURO-TENがある。彼にとっても最高の場所になると確信し、彼をスタッフとして迎え入れました
そして今日、その彼がパパになりました。
かつて自分が描いてた未来がついさっき現実になりました
ついて来いと言えなかった頃の自分が描いてた未来が今日、現実になりました。
ホントに可愛くてしかたないぞお前が!
ゆうと、本当におめでとう
0コメント